乾杯と献杯の違い

葬儀や法要後に用意される会食のことを「お斎」(おとき)ともいいます。
お斎の席では「献杯」(けんぱい)が行われます。
ここでは、献杯の意味やマナーについてご紹介いたします。

献杯とは


献杯には、「故人に対する敬意を表し杯を捧げる」意味合いをもっています。
日本は古来からお酒を神事や三々九度などの神聖な儀式のお神酒として使用していました。
欧米の習慣としての慶事での乾杯とは違いがあるので注意が必要です。
尚、献杯は慣習として行われているもので、葬儀や法事において必ずしも献杯が行われるわけではありません。
例えば、キリスト教においては献杯を行わないことが通例です。

献杯での注意点

  • 杯は基本的に右手で持ちます(左手は不浄という考え方もあります)
  • 献杯の唱和は控えめ、静かに行います
  • 杯を掲げるのは胸の高さ程度で行います
  • 乾杯と異なり、杯を合わせません(音も鳴らしません)
  • 乾杯と異なり、拍手はしません
  • お酒を空にするまで無理に飲む必要はありません(杯に口を触れる程度で大丈夫です)
  • 「献杯の音頭」ではなく「献杯の発声」という言い方をします
  • 献杯が終わるまで食事に手をつけない
  • 故人(遺骨、位牌、遺影)に背を向けないようにする
  • 忌み言葉(くれぐれも、重ね重ね、再三など)を避ける

献杯と似たものに乾杯があります。
乾杯は文字通り「杯を乾す」(ほす)、注がれた飲み物を一気に飲み干します。
祝いの席や飲み会などでは「乾杯!」と場を盛り上げるために大きめの声で元気よく、周りの方とグラス同士を触れさせて音を鳴らしますが、献杯においてはマナー違反となるので注意しましょう。

~筆者のひとりごと~

自己紹介:40代男性、妻と長女の3人暮らし。涙もろくロマンチスト。

今回は、献杯の意味やマナーについて記事にまとめました。

お斎の前に行われる献杯は、故人を偲び、敬い、供養の気持ちを表すための大切な儀式です。
献杯の挨拶においても、故人を偲ぶ言葉や参列いただいた方への御礼を忘れずにしたいものです。
特別な作法や決まりごとはありませんが乾杯との違いを理解し、最低限のマナーを守りましょう。
必要以上に堅苦しくなることはありませんが、羽目をはずさないようにしましょう。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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