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火葬
以前のコラムでは稀有な葬制である洗骨について触れましたが、今回は国内で最も一般的な葬制ともいわれる「火葬」について見ていきたいと思います。
日本国内での火葬事情
明治時代以前の日本では土葬が一般的であり、火葬は皇族や貴族等の一部人物に限られておりました。
これは、
①生活必需品の薪を大量に使う・焼くために高い技術が必要等といった理由で火葬のコストが高かった。
②人口急増前で土地に余裕があり、土葬のコストが安かった。
①と②が大きな理由であったと考えられます。
その後、
③明治時代以降の人口急増によって、土葬用の土地が足らなくなった。
④土葬による土壌汚染の問題が顕在化してきた。
③や④といった理由から土葬は廃れていき、代わりの手段として国及び地方公共団体は火葬を推し進めました。
その結果、現在の日本での火葬率は世界トップクラスの約99.9%にも達しております。
火葬を禁ずる宗教
上述のように日本では故人に対して当然のように行われる火葬ですが、禁止している宗教も多々あります。
‣キリスト教・・・死者が復活する際には肉体が必要との考えから、教派を問わずに否定的見解が述べられております。但し、日本国内はこの限りではありません。
‣ユダヤ教・・・キリスト教と同様に死者復活時の考えから、否定的立場をとっております。
‣イスラーム・・・同じく死者復活時の考えから否定、国によっては犯罪者への刑罰として実行されるケースもあります。
‣儒教・・・身体を毀損する行為であるとして、過去には明確に禁止しておりました。
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