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一般的な葬儀手順<後>
葬儀手順<中>では「通夜」を主に述べましたが、今回の<後>ではその後に行われる「葬儀式(そうぎしき)」と「告別式(こくべつしき)」を主に記してまいります。
また、元来この2つは明確に区分されておりましたが、昨今では1つの大きなまとまりとして執り行われることが一般的であり、「お葬式」と言われたら、多くはこのまとまりのことを指します。
葬儀式(そうぎしき)と告別式(こくべつしき)の準備
「葬儀式」と「告別式」の多くは、通夜が明けた翌日の日中に行われます。
遺族は、式開始よりも早くに集まり、通夜の際と同じく葬儀社と最終的な打ちや弔電の確認等を行ってから式を迎えることになります。
そして、準備が整い、開始時刻が近くなったら、受付作業を始めます。
受付作業が終了したら、遺族は各々の席に着き、開始を待ちます。
葬儀式(そうぎしき)
「葬儀式」は、名前に儀式とある通りに宗教的儀式であり、「故人をこの世からあの世へと送り出す」為の存在です。
告別式の前に行われ、主に導師様による読経が該当します。
また、ここで注意しておきたいのが、同じ仏教での儀式であっても、「宗旨宗派によって儀式の儀礼や作法が大きく異なり、行う意義すらも異なってしまう」という点です。
実際に、宗旨宗派が不正確であるにも関わらず、葬儀社に寺院紹介をしてもらったが為に、再度儀式を行わなければならなくなったという話も複数うかがっております。
告別式(こくべつしき)
「告別式」は、参列者が故人と最期のお別れをする社会的儀式<但し、浄土真宗大谷派では宗教的儀式>です。
こちらは、焼香や献花と共に喪主を中心とした遺族の方に慰めの為の言葉を寄せることが主となり、参列者の慰問が終わると、「石打ち(いしうち)」という棺に蓋をし、石で釘を打つ作業を行います。
この儀式は、葬列(そうれつ)や野辺送り(のべおくり)という「葬儀の後に墓地や火葬場までの列を組んで遺体を送る」儀式の代わりに行われるようになり、当初は葬儀の後に行われておりました。
また、こういった成り立ちから、近親者だけでなく関係のあった多くの人が参列する存在でしたが、現在では通夜に多くの関係者が参列する一方で、こちらの儀式には比較的近しい存在が参列するようになりつつあります。
出棺(しゅっかん)
「出棺(しゅっかん)」は、名前の通りに棺を運び出す儀式のことです。
石打ちを行った棺を霊柩車へと乗せ、喪主は参列者に対して挨拶を行います。
喪主による挨拶が終わり次第、霊柩車の扉を閉じ、火葬場へと出発します。
この際、一般の参列者は合掌にて霊柩車を見送ります。
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