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山の日は最も新しい国民の祝日
8月11日は、国民の祝日である「山の日」です。
この山の日は、法律が適用された2016年から2019年迄は、国民の祝日の中で最も新しい存在です。
2020年より適用され、山の日を抜いて最も新しい国民の祝日となる「天皇誕生日(てんのうたんじょうび)」も、2月23日とは違う日にち<12月23日>であり、「天皇」が指し示す人物も異なりますが、2018年迄存在しておりました。
そのため、過去に存在していなかったという点で、2020年時点でも最も新しい国民の祝日は、山の日といえるのかもしれません。
山の日制定の流れ
山の日は、国内最古の山岳会である公益社団法人「日本山岳会(にほんさんがくかい)」を中心とした山岳団体や自然保護団体から制定を強く希望されていました。
そういった団体からの強い要望を受け、2013年4月に谷垣禎一議員を最高顧問、衛藤征士郎議員を会長とした「山の日制定議員連盟」が、設立されました。
2013年6月に開かれたこの議員連盟の総会にて、複数あった候補案の中から8月12日を山の日として定める案が採用されました。
この案が採用された理由としては、翌日からのお盆休みと連続させることが出来る点が挙げられておりました。
しかし、8月12日は、1985年に「日本航空123便墜落事故(にほんこうくう123びんついらくじこ)」が発生した日にちです。
この事故は、520名もの方が亡くなった大事故であり、さらに墜落場所が山中<群馬県高天原山>だったことから、大澤正明群馬県知事及び群馬県選出の議員を中心に日付変更の要望が提出されました。
この要望を受け、2013年11月22日に行われた総会では、山の日の日付を8月11日にすることで最終決定がなされました。
そして迎えた2014年3月28日、山の日を制定するために祝日法の改正案が衆議院に提出され、同年4月25日に本会議で可決、5月23日には参議院の本会議で可決され、山の日は国民の祝日として正式に制定されました。
山の日の抱える問題
多くの団体や議員の要望を受けて制定された山の日ですが、上記の流れを見てもわかるように「8月11日という日付である理由が無い」という問題を抱えてしまっております。
さらに2020年には、東京オリンピック開催を理由として8月10日に日付変更が為されており、国民の祝日として本当に適しているのか賛否両論が存在しております。
地方の山の日
現在では、国民の祝日である山の日ですが、それとは別に以下の様に、府県独自の条例で制定されている場合もあります。
里山の日<千葉県5月17日>、ひろしま「山の日」<広島県6月第1日曜日>、奈良県山の日川の日<奈良県7月第3月曜日>、おおさか「山の日」<大阪府11月第2土曜日>
また、群馬県のように山の日が国民の祝日として制定されたのを持って、県独自の山の日を廃止にしたというケースも存在しております。
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