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お盆について
「盂蘭盆会」(うらぼんえ)を略してお盆といい、大切な仏教行事の一つです。
親戚の家に集まったり、お墓参りをしたり、町内会で盆踊りを行うことも供養の行事です。
お盆についてご案内したいと思います。
地域によってお盆が7月と8月とがあるのはなぜ?
お盆の儀式をはじめに行ったのは推古天皇の時代です。(西暦600年頃)
日本書紀の中にも記録として残っています。
8世紀頃になると、貴族や僧侶、武家などの一部で夏に先祖供養をする習わしが広まりました。
江戸時代にろうそくや提灯が普及して庶民の間に一般化になりました。
江戸時代までは太陰暦にそって7月15日にお盆が執り行われていました。
明治時代に入り、明治政府は現在の太陽暦に暦を変更しました。
すると、今まで行っていた時期よりもお盆が1か月ほど早くなり梅雨もあけていない時期となってしまいました。
東京など都市部では新しい暦に従い7月15日に行いました。
しかし当時国民の大多数が占めていた農家の人たちにとっては繁忙期と重なるため、お盆を1か月遅らせて8月15日に執り行うようになりました。
月遅れ盆にあわせて、毎年帰省ラッシュがニュースになるのは現在にも引き継がれています。
7月盆(新盆しんぼん:新暦に従ったため)
7月13日~7月16日
関東圏や愛知県など。その他北海道や東北の一部、北陸などの都市部。
8月盆(旧盆きゅうぼん:旧暦に従ったため)
8月13日~8月16日
その他大部分の地域。
旧暦のお盆
8月20日頃
沖縄県や奄美地方。
お盆の時期には、ご先祖さまが浄土から地上に戻ってくる、といわれています。
伝統的な農業・漁業儀礼やお祀りの習慣が結合して現在の形態へ発展したため、お盆は地域色が強く反映されています。
現在の七夕や盆踊り、夏祭り、お中元などもお盆から派生した行事とされています。
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